想定外のこんな危険があった!高尾山のハイキング(登山)四季(春夏秋冬)の「服装(靴含む)」と「持ち物(必要なもの)」と、隠れた注意点
高尾山は都心から気軽に行けて、ハイキングや登山コースも整備されていることから、服装や装備のことなど考えないでフラっと出かけてしまいそうです。
確かに、標高も599mで、高くないし、ケーブルカーやリフトもあるし、常に混雑しているため怖い山という印象はありません。
但し、高尾山も事前の準備をしてこそ、安全安心で楽しむことができるのです。
ハイキングに行って、風邪を発病、捻挫や怪我をしたのでは台無しです。
次に、これから高尾山デビューをする方のために服装や持ち物について紹介します。
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高尾山ハイキング(登山)の四季の服装
高尾山の春夏の服装について
服装のポイントは、長時間快適に過ごせるように、吸汗で速乾性の素材を使った服を選択することです(綿素材は、乾きにくいそうで)。
それと、虫刺されや、日焼け防止のため、素肌を出す面積を少なくするようにして下さい。
(1)帽子
熱い季節は、日よけ対策でつば付の帽子が良いでしょう。
(2)上半身
薄手の長袖Tシャツを下着にして、その上に色違いの半袖Tシャツを重ね着します。
それとジッパー付の薄手の上着や襟付きのシャツなどもあると、休憩した時の体温調節や首周りの日焼け防止等に役立ちます。
(3)ボトムス
長ズボンの場合は、膝の曲げ伸ばしのしやすい素材や縫製であることも必要です。
ショートパンツや、山スカートの場合は、タイツとの組み合わせが良いでしょう。
下着はスポーツタイプのものがお勧めです。速乾・消臭効果の高い山用のものもあります。
(4)タイツ・靴下
長時間歩いても疲れにくいサポートタイプのタイツと登山用の靴下がお勧めです。
高尾山の秋冬の服装
寒い季節でも山登りをすると汗をかきます。
このような季節ではこまめに服を着脱して温度調節をすることが必要になります。
そのため、薄手のものを数枚重ね着する方法をお勧めします。
素材は、吸汗で速乾性のものを選択します。
(1)帽子
保温を重視して耳まで覆うタイプが良いでしょう。
(2)上半身
下着は、吸汗だけでなく保温性を重視したメリノウールや化繊性がよいと思います。
その上に半袖Tシャツや薄手のフリース等を重ね着します。
さらに防風・保温性のあるジャケットを着用します。フード付きのもので防水性があると、少しの雨にも対応できると思います。
さらに休憩用に、小さくたためるタイプのダウンジャケットを持っていくことをお勧めします。
(3)ボトムス
ズボンは、少し丈が長めで生地は厚いものを選びます。
または、春夏用ズボンの下に保温性の高いタイツを履くのもよいと思います。
山スカートやショートパンツの場合は、厚手の生地のものに、秋冬用のタイツの組み合わせがおしゃれです。
レッグウオーマーも、足元冷え対策に効果あります。
(4)靴下と手袋
靴下は、保温性を重視した登山用のものを、手袋は保温性に優れたウールや化繊のものが良いでしょう。
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高尾山ハイキング(登山)の装備
靴
山歩きでは数時間もの間、登りや下りの道を歩き続けます。
靴選びで疲れ具合は大きく変わります。
高尾山をハイキングする場合も、登山・トレッキング用の靴を履いていくことは必須です。
但し、滑りにくい靴底で軽登山用に使えるものであれば、良いと思います。
雨具
これは、天気の変わりやすい山では必須のアイテムです。
登山用の雨具は、雨でも問題なく歩けるように上下が別々になっています。
又、汗の蒸気を逃がす透湿性も求められます。
リュック・サック
登山用のリュック・サックは雨具と同様になくてはならないものです。
高尾山に日帰りハイキング(登山)に行く場合は、20〜25Lぐらいのタイプで良いと思います。
購入する時は、背中にフィットするかチェックすることが重要です。
また、ヒップベルトのあるものを選ぶのが良いと思います。
ヒップベルトを使うと背中と腰に荷重を分散してくれます。
リュック・サックに入れていくと便利なもの
- 水筒(夏場は水、冬は魔法瓶タイプでお湯をいれるのがよいでしょう)
- ヘッドライト
- 救急キット(ばんそうこうや常備薬)
- タオル
- 日焼け止め・虫よけスプレー
- 地図・コンパス
- 飴・チョコレート・ピーナッツ・カンパン・グラノーラ・カロリーメイトなど
- レジ袋数枚
- 携帯電話(電池も忘れず入念にチェック!防水カバーに入れる。)
- ストック
- 雨具(必須)
- 上着等
高尾山ハイキング(登山)の注意点
登山するということは、平地よりも高い位置へ登ることになります。
高地とは、空気圧も変わり、季節によっては、極端に酸素濃度が薄くなる場合もあります。
つまり、通常の平地で生活していた人体を、高地へ持っていくと、血液中に酸素がうまく回らなくなり、貧血状態になる恐れがあります。
したがって、血の巡りを促進するような食べ物で、尚且つ、日持ちのする食べ物が良いです。
人体行動(活動)に必要な3大栄養素
- 「糖質(とうしつ)」
- 「脂質(ししつ)」
- 「蛋白質(たんぱくしつ)」
これらを効率的にうまく補給できるのが、上記でご紹介させていただきました補助食品です。
ただし、注意があります。
上記でご紹介したピーナッツやチョコレートなどは、食べすぎには注意するといったことです。
ピーナッツやチョコレートは脂質や糖分を多く含んでいますので、登山中に歩きながら補給できる意味合いでは、優れた食品です。
くれぐれも登山中の人体を管理して維持するための食品であるという認識を持っておきましょう。
カーボローディング
陸上競技で持久力の必要なスポーツなどのプロの選手は、試合前には、あまり身体を動かさないようにセーブをするそうです。
これは体内の「グリコーゲン」いわゆる体内に蓄積された糖分を抑えるようにするためだそうです。
糖分は、人体が何かの行動をするには絶対に必要な成分であり、脳もこの糖分で動いています。
しがって、最低でも高尾山へ登山する予定日の1日前は、身体をあまり酷使せずに、登山に備えておく必要があります。
せっかくの楽しい仲間たちとの登山です。中には、カップルで登山に行かれる方も多いことでしょう。
相方や仲間に迷惑をかけない意味合いでも、たかが登山と侮るのではなく、綿密で用意周到な準備と心構えも必要となります。
高尾山は、幼稚園児からシニアの方まで登れる山ですが、山であることには変わりありません。
日没前には、余裕で下山できるような計画にすることや、体調のすぐれない場合は、延期する等の心の余裕は必要です。
高尾山で気分が悪くなったり、迷子やハグれた場合の連絡先
万が一体調不良や不慮の事故にあった場合は、以下の電話番号に連絡して下さい。
- ビジターセンター(TEL042-664-7872)
- 東京消防庁救急相談センター(#7119)
- 高尾登山鉄道株式会社(TEL042-661-4151)
- 高尾山薬王院(TEL042-661-1115)
ごみの持ち帰りや、狭い道では譲り合うなど、登山のマナーを守って自然を満喫してください。
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